祇園祭の粽(ちまき)は八坂神社で販売されていますが、
「そもそも、ちまきって何?」
「ちまきって端午の節句で食べるあれでしょ!?」
など、意味や由来を知らない方もおられることだと思います。
なので、祇園祭のちまきについての効力や期限と処分について調べてみました。
祇園祭のちまきの意味、由来とは?
京都祇園祭は八坂神社のお祭りで、八坂神社の主祭神である素戔嗚尊(スサノオノミコト)が旅の途中、貧しい蘇民将来の家で一晩の宿と暖かなもてなしを受けたお礼に、その子孫を疫病から守る約束をし、そのしるしとして茅の輪を腰に付けたのが始まりです。
ちまきの文字について
ちまきは厄よけのお守りとしての護符があり、今でも祇園祭として欠かすことができないとされています。
ちまきの漢字は「粽」という字ですが、本来の意味から「茅巻き」と表記すべきものだったのです。
効力や期限は?食べる物?
家の玄関に飾って吊るしておくと1年間災いを封じると言われています。

しかし、1年が過ぎると効力が落ちてしまうので、ぜひ新しいちまきを購入して下さい。
あと、ちまきの中におもちが入っているのではと思ってしまいますよね。
これは、食べ物ではなく笹の葉で作られた厄よけのお守りなので、食べる事が出来ませんよ。
販売場所は八坂神社と各山鉾の町会所で
販売場所⇒八坂神社
京阪・四条駅下車から徒歩7分程
他にも各山鉾の町会所で販売されています。
長刀鉾のちまき
販売場所⇒四条烏丸交差点付近
毎年前祭で山鉾巡行の先頭を飾る鉾で、授与品も早い時間に買うことをおすすめします。
人気が非常に高い長刀鉾のちまきはあっという間に売り切れてしまいます。
ちまきの処分方法は?
ちまきは1年間厄よけの効力があります。
しかし、困ってしまうのが1年が過ぎたときの処分方法なのです。
あまり深く考えないで処分してしまう事だってありますね。
せっかく1年間、厄よけとして神様に見守って頂いたちまきですので、処分する方法などいくつか紹介していきます。
ちまきの処分方法
1、八坂神社で新しいちまきを購入する時に、昨年購入したちまきを返す場所が設けてありますので、祇園祭のときは忘れずに昨年のちまきを持って行くようにしましょう!
そのちまきは清められ焚きあげられます。
2、八坂神社に持って行くのが一番良い方法なのですが、遠くていけないと言う方もおられると思います。
そんな人は近くの神社に持って行くと引き取ってもらえるところもあります。
3、とんどが行われる地域がありますので、その時に燃やすと言う人もいます。
燃やすときには何事もなく、無事に1年間を過ごすことが出来た事に感謝しながら手をあわせるのも忘れないで下さい。
処分の中でも一番してはならない事は、普通の燃えるゴミの中に入れてしまう事です。
1年間もの期間、玄関で厄よけとして神様に守っていただいたのにゴミの中にごちゃまぜはいけません。
きちっとした処分方法を行うことで、あなたの気持ちもスッキリさせます。
まとめ
祇園祭に関して分からないことがたくさんありますよね。
その中でも「ちまき」を知っているようで実は知らなかった方もいたのではないでしょうか?
この時期に知って頂いて役立ててもらえたらと思い紹介しました。
そろそろ祇園ばやしが聞こえてくる時期になってきましたね。
これからの京都の町はお祭りムード一色に染まっていきます。
祇園祭に出かけた時には厄よけの「ちまき」を必ず購入して下さい。
これであなたはきっと災いのない一年を過ごされる事でしょう。
以上で
「祇園祭のちまきの販売は八坂神社で購入するのがいいのか!?」の記事でした。
見て頂いて有難うございました。