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自己免疫性肝炎は進行しても自覚症状がなく、健康診断の血液検査で発見することもあります。

 

病気の原因や治療費、そして食事など分からないことばかりです。

 

前向きに毎日を暮らす為には、診断基準で治療法を見つけ、私の体験談も入れつつ一緒に解決策を考えましょう。

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診断基準(血液検査)が必要

体験その➀(私の病気の始まり)

今から8年前のある日、熱が38℃まで上がりかかりつけの医院へ行き、ついでに血液を採取してもらった結果、肝臓の数値が高いと告げられました。

 

私は過去、急性肝炎になり2ヵ月間入院した事を先生に告げると、大きな病院へ紹介状を書いてくれました。

 

                    正常値低値  正常値高値

GOT(AST)     5     35

GPT(ALT)     1     40

当時の私の数値

GOT(AST)  99

GPT(ALT) 128

健康診断の血液検査で肝臓の病気が見つかる事がほとんどで、血液検査がとても重要と言えます。

 

GOT(AST)やGPT(ALT)の数値が高いと肝細胞が破壊されていることを示します。

 

血液検査、エコー検査、MR検査、CT検査で治療を考えます。

体験その➁(私の診断は?)

大きな病院へ紹介された私は、そこで血液検査、エコー検査、MR検査、CT検査と次から次へと検査が続いていきどんな病気なのか?不安だらけになります。

 

そのうち胆石も見つかり、この胆石が原因なのか!?と思ったりもします。

 

B型肝炎、C型肝炎の検査もしたが、二つとも違いはっきりした病名が分からないのはものすごく不安でした。

 

自己免疫性肝炎の病気や原因

体験その➂(私が病気を知ったとき)

平成21年1月に病院で診察を受けました。

 

それから2ヵ月が過ぎた時、それまで1週間に1回の割合で血液検査が続くのです。

 

その間、薬は出ませんでした。

 

4月頃、病名が告げられ自己免疫性肝炎だと知り、病名がはっきりしてほっとした反面どんな病気なの?なぜこの病気になった?難病なのか?治るのか?といった漠然とした新たな疑問が押し寄せてきたのです。

 

自己免疫性肝炎

体内に入った細菌やウイルスを攻撃して体を守る免疫システムが異常をきたし、自分自身を攻撃してしまうことを自己免疫いい、この自己免疫が肝臓を攻撃して炎症が起きる事を自己免疫性肝炎という。

特徴や治療法、治療費など

●特徴
男性が1割なら女性は7割で中年女性が多く50歳に発症のピークを向かえます。

 

GOT(AST)やGPT(ALT)の数値が高い人。

 

●治療法
プレドニゾロンという薬が処方されます。

 

ステロイドを急速に減らすと症状が元に戻る恐れがあるので、1~2週間ごとに様子を見ながら少しずつ減らしていきます。

 

急に効果が出る病気ではない為、医師の指示通り薬の継続が必要です。

 

●ステロイドの副作用
骨粗しょう症、胃痛、糖尿病、吐き気、消化管出血などの合併症を引き起こすので注意も必要です。

体験その➃(私の治療法)

肝機能の数値があまりにも高く、その時の数値は(GOT575 GPT883)で5月末にやっと薬が出され、プレドニゾン500mgを朝4錠、昼2錠を食後に飲むようにと言われます。

 

飲んで1週間後に起き上がれないほどのひどい胃痛に悩まされました。
至急病院へ駆け込んで胃薬をもらい1週間くらいで治りました。「もうだめかと・・・・」

 

薬を飲んでしばらくして血液検査をし、その数値が(GOT20 GPT30)と急激な下りようで「なんと良く効く薬なんだ」と驚きました。

体験その➄(私の治療費)

診療費請求額のみ(薬なし)
初・再診療   210円
検査料(血液)1965円
小計     2175円

合計2175円
ーーーーーーーーーーーーーー

平成22年8月頃の資料
診療費請求額(薬あり)
初・再診療     210円
検査料(血液)  1965円
投薬料及び処方箋料 204円
小計       2379円

処方箋費用

保険内金額 2700円
患者負担額 -30%
負担金    810円
請求金額   810円

合計3189円
ーーーーーーーーーーーーーー

 

プレドニゾロン錠5mgを1錠、1mg2錠、28日分の場合の金額です。
※症状によって薬のg数に変動があります。

 

血液検査  1965円
CT検査 10000円
MR検査 10000円
エコー検査 1600円

 

MR検査は造影薬剤の値段プラスの金額です。

 

※病院によって検査費用や保険の種類によって金額は大きく変わります。

食事や日常生活は?

食事も大切で、昔から言われ今も良く聞くけれど、しじみやあさりが肝臓にいいと言われるが、ヘム鉄は肝臓の機能を悪化させるので取り過ぎに注意するようにして下さい。

 

●肝臓によい食品は?
小松菜、ひじき(干したもの)、油揚げ、大豆(茹でたもの)、卵黄などは非ヘム鉄多く含む食材です。

 

肉は赤身部分、魚は白身の魚。動物性たんぱく質と植物性たんぱく質をバランスよく取ることが必要になってきます。

 

●日常生活はどのように?
飲酒の入浴や運動後、すぐの入浴は避ける。

 

肝臓の休息の為、睡眠時間は1日7~8時間ほど取るように心がける。

 

食後15分位横になる事は、消化に良いとされています。

体験その➅(私の診療経過)

プレドニゾン錠を飲んで肝機能の数値が下がってきたら、コレステロールの数値が上がりました。

 

食べ物に気を付けてコレステロールを下げる効果のある、青汁、お茶、その他いろいろ試しましたがだめでした。

 

結構金額が高いのにあまり効果があまりなく、ストレスが溜まり食事がのどを通らなくなり、体重が5kgほど減ったがコレステロール値は下がっていかないのです。これは遺伝が原因なのでしょうか?

 

先生に頼みコレステロールを下げる薬を出してもらい、ゼチーア錠10mgを朝食後1錠服用するようにしてから、やっと食事が取れるようになり気持ちも楽になり、食べる事が今までこんなに楽しいと思ったことがなかったので食後の度に嬉しかったです。

 

薬のおかげでコレステロールの数値は正常値高値の中へ入ったのです。

 

私の日常生活はあまり無理しない程度に、今まで通り友達と出かけたりして楽しく過ごしています。

まとめ

肝臓は辛抱強い臓器で「沈黙の臓器」と呼ばれているのは有名ですよね。

 

心臓や胃のように痛みを訴えないのでかなり悪化するまで気づかないやっかいな病気です。

 

栄養を体内でうまく作り変えたり解毒、摂取という働きをします。

体験その➆(現在の私、平成28年2月)

自己免疫性肝炎と告げられてから8年目になり、現在プレドニゾロン1mg1錠を1日おきに飲んでいます。

 

長い間飲み続け、喜んだり悲しんだりの日が続きました。

 

しかし、先生の指示に従い薬を飲んで継続していった結果、やっとここまで良くなったのです。

 

今この病気で苦しんでいる皆さんへ!!

肝臓にいいと言う物ばかり食べていると、どうしてもストレスになり食べる事の楽しみまでなくなってしまいます。

 

長い目で見ると好きな物をおいしいと感じながら楽しく食べる事が、病気にとって一番いい病気の治し方ではないかと思います。

 

無理のない生活を送りゆっくりとした気持ちで暮らしながら、薬は必ず毎日飲み続けて下さい。

 

必ず治ります。

 

かなりの年数はかかりますが、あきらめず安心してください。

 

私自身、完治という階段をもう少しで登ろうとしている所ですから。

 

つぶやきばあさんの戯言 No 08

以上で

「自己免疫性肝炎を体験したことを話します!」の記事でした。

見て頂いて有難うございました。