換気扇の掃除はなるべくチャチャっと済ませたいですよね。

 

そこで今回は換気扇の掃除にどんな洗剤を使用すれば簡単に落ちるのかを特集します。

 

まず換気扇の掃除に必要なことを説明し、換気扇掃除に効果的な洗剤を紹介します。さらに実際に換気扇掃除をした方のコメントを紹介します。

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換気扇の掃除に必要なこと

家庭用の換気扇といえばシロッコタイプ(細長い板の羽根が筒状に取り付けられているタイプ)とプロペラタイプ(扇風機みたいな羽根が取り付けられているタイプ)があります。

 

どちらも換気扇を掃除しないままにすると排気効率が悪くなり、コンロの周りや壁に油汚れが付きやすくなります。

 

換気扇自体も油が吸着したまま固まっていくので臭いが発生したりします。

 

そこで換気扇の掃除をするのに必要なことを言います。

  1. ゴム手袋を装着し、汚れてもいいようにキッチン周りに新聞紙などを敷きます。
  2. 換気扇を分解します。電源をオフにしてから、シロッコタイプなら、外側カバーを外し、表面フィルターを取り外し新しい物に交換、さらに中の部品をできる範囲で取り外していきます。
  3. 換気扇掃除のための洗剤とブラシ、スポンジやビニール袋などの道具を準備して
    分解したパーツは洗剤が入ったぬるま湯でつけおき洗いし、すすぎます。
  4. 分解できない所は、洗剤を染みこませたキッチンペーパーを汚れているところに貼ってパックしてから拭き取ります。
  5. 分解した部品を元に戻します。

換気扇掃除に効果的な洗剤選びのポイントは?

油汚れをきれいにするには、界面活性剤が入った洗剤、アルカリ剤の入った洗剤、溶剤の入った洗剤があります。換気扇についている汚れは主に油汚れです。

 

●界面活性剤は汚れを包みこみ、はがし取ります。

●アルカリ剤はふやかして分解します。

●溶剤は外側から覆って溶かします。

 

その3つの中でも時間が経った頑固な油汚れには界面活性剤では落ちにくくなっており、アルカリ剤や溶剤が入った洗剤のほうが効果的です。

 

ただしアルカリ性洗剤はアルミや銅製品には使わないでください。変色します。

<アルカリ洗剤の代表的なもの>

重曹(pH8.4)→直接汚れている部分に粉状の重曹をかけます。

 

セスキ炭酸ソーダ(pH9.8)→セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯に水500mlをスプレー容器に入れて溶かしたものを油汚れのところにふりかけます。

 

汚れが浮いてきたら雑巾などでふき取ります。拭いた後は水拭きします。汚れの酷さにあわせて濃度を加減してみてください。

 

汚れがひどい時はその水溶液を染みこませたキッチンペーパーを汚れた部分においてしばらくパックしてから拭き取ります。

 

炭酸ナトリウム(pH11.2)→炭酸ナトリウムを小さじ半杯、水500mlで水溶液を作ったら、雑巾に染みこませて油汚れの部分を拭きます。

 

モーター部分に水溶液がかかると故障する可能性があるので、換気扇本体にスプレーしないでください。最後にお湯拭きします。

 

あと、シンクにポリエチレン製の大型ごみ袋を2枚重ねにして広げて、手で触れないほどの熱いお湯をそのゴミ袋に入れて、大きめのおたまで山盛り1杯分の炭酸ナトリウムを入れて溶かしたところに、換気扇の分解した部品を入れてつけ置きします。

 

ただしアルミニウム製の部品は避けましょう。

<溶剤の代表的なもの>

無水エタノール→アルコール成分が99.5%以上なので引火しやすく火気厳禁です。

 

初めて使う人は水と無水エタノールを1対1の割合で混ぜてスプレー容器に入れて使うか、消毒用アルコール(アルコール成分が76.9%から81.4%)でも代用できます。

 

油汚れの酷いところに吹きかけて拭き取るだけでいいです。

<洗剤ではないけど使うと油汚れが落ちる物>

小麦粉→直接振り掛けてしばらく待ちます。小麦粉が油を吸い取り、茶色く変色したらゴム手袋をした手でこそげとります。重曹でも同じようにできます。

 

食用油→油汚れの部分に新たな油を塗りつけしばらく待つと、中和して汚れが落ちやすくなります。それからキッチン用中性洗剤をつけたブラシやスポンジなどでこすってお湯で洗い流します。

 

賞味期限切れの古い油を使うと無駄になりません。

実際に換気扇掃除した方のコメント

実際に換気扇を掃除した方のコメントや写真が載っているツイッタ―を紹介します。

換気扇の網はまずキッチンペーパーで擦るのですね。下処理としてやると掃除が楽になりますね。

 

重曹をそのまま換気扇カバーにふりかけただけでこんなに汚れがとれるのですね。すごいです。

 

気温の高い夏の方が汚れが落としやすいみたいですね。お疲れ様です。

 

温めたサラダオイルを使う方法もよく汚れが落ちるみたいです。

 

見違えるほどにきれいになりましたね。セスキ炭酸ソーダの威力を思い知らされます。

まとめ

今回は換気扇掃除の洗剤選びのポイントと簡単に汚れが落ちるのはどれかを特集しました。

 

換気扇の汚れは主に油汚れにホコリが吸着したものです。

 

定期的にちょくちょく掃除をしていれば換気扇につく油汚れはあっさり落とせそうですが、半年、1年と何も掃除しないままにしておくと、その油汚れは頑固なものになってしまいます。

 

そこでおすすめのアイテムはアルカリ剤が入った洗剤や溶剤が入った洗剤です。

 

特にセスキ炭酸ソーダや炭酸ナトリウムは水に溶けやすく、水溶液を作って使うと効果的です。

 

換気扇で分解できるものは分解し、それを温度高めの水溶液に漬けおき洗いするとより頑固な汚れに効果があるそうです。

 

換気扇の分解作業や、下準備が大変ですが、セスキ炭酸ソーダなどは薬局とかで簡単に手に入ります。ちょっと興味のある方は、ぜひお試しください。

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