朝顔は小学校低学年の生活(昔は理科)の授業で鉢植えで育てたり、夏にグリーンカーテンとして栽培されたりと、夏のポピュラーな花の一つですよね。

 

そこで今回、朝顔の種まきと育て方、肥料を与えるタイミングはいつなのか、育てる時に気を付ける点や抑えておくべきポイントを紹介します。

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朝顔の種類について

朝顔はナス目ヒルガオ科サツマイモ属に分類される一年生植物で、日本には奈良時代末期か平安時代に中国から伝わったのが発祥で園芸植物のもっとも発達した植物のひとつです。

 

中国では昔朝顔が高価な薬として牛で取引きしたことから「牽牛」と呼ばれています。朝顔の品種改良は江戸時代に始まり花の形を変化させる改良が盛んで、幕末には1200系統ほどの種類が生まれました。

 

明治時代には花の大きさを求める「大輪朝顔」が流行り始めました。朝顔には「行灯作り」、「盆養(切り込み)作り」や、「数咲き作り」という仕立て方法ができます。

 

小学校の授業で行う朝顔の栽培はほとんど「行灯作り」です。鉢にプラスチック製の輪っかがついた支柱を挿して蔓を絡ませて花を咲かせます。

 

朝顔の開花時期は7月~10月上旬頃です。日没してから10時間くらい経つと開花します。

 

朝顔の仲間には「ノアサガオ」という名前の多年生植物がいます。沖縄に森や藪とかに普通に自生しており、草がとても頑強で葉は普通の朝顔より大きくてハート型をしており、蔓は数mの長さまで伸びることから、グリーンカーテンに適しています。

 

関東より南の地方では冬を越してさらに成長します。ノアサガオには「琉球アサガオ」、「宿根アサガオ」、「オーシャンブルー」といった違う名称の園芸品種が売られています。花は時間と気温が違うと色が変わります。

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朝顔の種まきのタイミングと育て方

朝顔の種まきの時期について

朝顔の種まきにはある程度暖かい気温でない(20度以上の暖かい日が続かない)と発芽しないため、お住まいの地域によって種まきに適した時期が違います。

・北海道や東北北部は5月下旬~
・東北南部や北陸や本州内陸部や北関東は5月中旬~
・南関東や東海、近畿、中国、四国、九州北部は5月上旬~
・九州南部、沖縄は4月下旬~

朝顔の種まきの手順

*自分で土を調合したい人は赤玉土:腐葉土:堆肥が5:4:1の割合で混ぜ合わせたものを2週間寝かせます。もっと手軽にしたい方は培養土か種まき用の土を使います。

  1. 朝顔の種のへこんでいない方の外皮をカッターかヤスリなどで少し傷つけ一晩浸水させます。
  2. 鉢かプランターの底に軽石を敷きます。
  3. 軽石の上に土を入れます。
  4. 指で深さ1.5~2cm位の穴をあけて丸く膨らみのある所を上になるように種を置き、土を被せます。直径15~18cmくらいの鉢なら種1粒、60cmプランターなら等間隔に3粒を目安にします。
  5. 水やりをたっぷりします。土が乾いてきたら朝と夕方の一日2回水やりします。
  6. 双葉が出てきたら、一回り大きい鉢に植え替えるか、地植えします。地植えの時は15~20cmの間隔をあけましょう。
  7. 太い茎から蔓が伸びてきたら先端を摘み取ってください。すると摘み取った茎の横から新たな芽が育ちます。この作業を繰り返すと横に蔓が伸びてボリュームがでます。

*地植えにする場合、庭土を掘り、庭土の3割くらいの腐葉土と有機肥料を混ぜ合わせて2週間ほど寝かせます。それから1㎡あたり50~100gくらいの苦土石灰を混ぜてさらに2週間ほど寝かせるという作業をしてください。

用意する材料

  • 赤玉土と腐葉土と堆肥(自分で土を調合したい人向け)
  • 培養土か種まき用の土
  • 軽石
  • 腐葉土と有機肥料と苦土石灰(地植えで土づくりするとき)

他にも次のような便利グッズもあります。

春まき種の苗つくりセット:アサガオ(イポメア)→室内で汚れることなく育てられるミニ温室セットです。

ペットマトPart2支柱付き→ペットボトル容器と水さえあれば栽培できます。

あさがお栽培 ステップアップあさがおセットDXセット→学校教材としても使える朝顔栽培に必要なものが揃っています。

肥料のタイミングはいつ?

最初の土づくりで腐葉土や有機肥料を混ぜてない場合は土の栄養が不足している可能性があり、花が咲かなくなります。月に2,3回、液体肥料を水で規定の量にのっとって希釈して水あげの代わりにあげてください。

 

ところで肥料には窒素とリン酸とカリウムの3種の成分が入っていて、配合率が肥料によって違ってきます。グリーンカーテンで蔓や葉を元気にさせたいなら窒素成分が多く入っている化成肥料を、花をきれいに咲かせたい場合はリン酸成分の多い化成肥料を月に1回の割合で鉢のふちに埋め込むように置くといいです。

 

肥料によって効果の持続期間が違いますので肥料のパッケージの説明部分をよく確認してください。

例えば通販サイトで次のような商品があるので参考にしてみてください。

楽天⇒多木有機液肥3号/2.5kg

ガーデニングの肥料600g

朝顔の育て方で気を付けてほしい点、抑えておくべきポイント!

水やりのタイミング

土が乾燥しているのがわかってからたっぷり鉢底から出てくるぐらい水やりしましょう。春や秋は1回、夏は朝、夕方の2回くらいでいいです。

夏場は太陽がギラギラしている気温の高い時間帯にはあげないでください。あげた水は温水となり根を傷つけ、蒸れます。蔓が成長する夜中も水やりはしないでください。

朝顔の支柱と誘引について

朝顔は支柱がないと横に地を這うように伸びていきます。そこで朝顔の葉が2,3枚成長してきたら支柱を立てましょう。蔓を手で支柱に巻きつけたり、ビニールテープのようなもので蔓と支柱をくくってしまうことを「誘引」といいます。

鉢で育てている場合、支柱は3本挿し、支柱同士を3か所前後紐で結びます。それから蔓を支柱に螺旋状に巻きつけていくと「行灯作り」という形ができます。プランターで育てている場合、メッシュ支柱というものを使って挿して蔓をからませます。

ボリュームを出すための摘芯(てきしん)とは

本葉が8枚~10枚くらい育ったとき、蔓の先端にある芽を切ることを「摘芯」といいます。これをすることで本葉のつけ根から新たな芽が出てきます。これを「わき芽」といいます。

わき芽がたくさんあればあるほど蔓が幾本にもなり花もたくさん咲きます。わき芽を増やすことで朝顔のボリュームが出ます。

6月から7月にかかりやすい病気

朝顔は梅雨の期間にカビやウィルスで病気にかかりやすくなります。雨上がりの湿度が高い環境では、モザイク病(葉に斑模様やモザイク模様が現れる病気)や、うどんこ病(小麦粉のようなものがついて見える病気)などが発生しやすくなります。

その予防策として、薬剤を撒くか、風邪通しの良い所に移動させましょう。もし病気にかかってるっぽい所を発見したらすぐ摘み取り薬剤を撒いて殺菌してください。

花が咲かないとき

葉が元気そうなのに花が咲かないことがあります。花を咲かせたいときは、日中以外、蛍光灯などの人工的な灯りを避けて夜だと認識させてください。

文字が読めるくらいの明るさはダメです。夜に咲き始めて朝には花びらが開ききっている性質を持つためです。

種を採るタイミングは

朝顔が花を咲かせ種の入っている袋が乾燥して茶色になって、花びらの下についているガクが水分がなくなって反っていたら種を採りましょう。採った種は紙の上などに置き湿気のない所で1,2か月乾燥させましょう。

しっかり乾燥させた種は封筒に乾燥剤(焼き菓子の中に入っているものとかでよい)と一緒に入れて、その上からジッパー付きのビニール袋とかにいれて保管しましょう。

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まとめ

今回は日本人にとってポピュラーな園芸植物、朝顔の種まき、育て方のポイント、肥料のタイミングについて調べました。

 

江戸時代以降、品種改良によってものすごい数の種類の朝顔があります。小学校では授業で朝顔の栽培をしたり、夏には全国で朝顔市というイベントが開催されたりと、朝顔が日本の文化に欠かせない植物だというのがわかりますね。

 

今年の夏に向けてグリーンカーテンにしたり観賞用にしたりと、自分好みの花を咲かせる朝顔の種を選んで、朝顔を種から栽培してみてはいかがでしょうか。